小学三年生の長女と年長の長男は、現在、RISU算数の体験をしています。
長女はZ会を2年ほど続けていますが、実際にRISU算数を体験してみて、Z会との違いを感じました。
両者の圧倒的な違いは、RISU算数は算数のみ、Z会は全教科。ただし、Z会は1教科からでも受講できます。
長女はRISU算数、Z会を両方取り組むことで、勉強習慣がつき、苦手な算数も克服することができました。
残念ながら長女の学校では宿題が多く、通信教育を続けることができなくなりました。
しかし、「毎日自主勉をする」という学校の宿題をしっかり取り組めるようになったのは、Z会の「学ぶことの楽しさ」を身につけたおかげだと感じています。
この記事では、
- 算数が苦手だけど中学受験したい
- Z会とRISU算数のどちらがいいか
- 実際に体験した話を知りたい
という方に参考になりますよ!
Z会とRISU算数の比較
Z会は難関中学、高校、大学受験対策で有名ですね。
RISU算数も負けておらず、東大などトップレベルの学生のフォローがあります。
では、Z会とRISU算数の違いをみていきましょう。
Z会の特徴と受講費
Z会は、小学1年生コース、2年生コースは、国語・算数・経験学習の3教科セット受講になります。
これに加えて、スタンダードかハイレベルか、「みらい思考力ワーク」をつけるかつけないかで値段がかわってきます。
※小学1年生コースで12か月一括払いの場合のひと月あたりの金額
スタンダード | 3,922円 |
ハイレベル | 4,256円 |
スタンダード+『みらい思考力ワーク』 | 4,590円 |
ハイレベル+『みらい思考力ワーク』 | 4,924円 |
小学2年生コースは300円ほど金額があがります。
Z会小学3年生コース、4年生コースは、基本が国語・算数・理科・社会の4教科、専科で英語を追加できます。ハイレベルは国語と算数のみ選択できます。
さらに、タブレットコース(国・算・理・社・英・総合学習)、中学受験コースも選択できるようになります。
※小学3年生コースで12か月一括払いの場合のひと月あたりの金額
4教科セット | 4,992円 |
ハイレベル追加料金(国・算2教科分) | 418円 |
専科英語 | 1,861円 |
タブレットコース | 5,833円 |
中学受験コース(国・算・理・社) | 12,684円 |
小学4年生コースは少し料金があがります。
Z会小学5年生コース、6年生コースは、基本が国語・算数・理科・社会・英語の5教科で、専科で作文が選べるようになります。ハイレベルは、英語以外の4教科で選べます。
タブレットコース、中学受験コース、公立中高一貫校適正検査(2,337円)もあります。
※小学5年生コースで12か月一括払いの場合のひと月あたりの金額
5教科セット | 7,791円 |
ハイレベル(4教科) | 836円 |
専科作文 | 2,754円 |
タブレットコース(6教科) | 6,835円 |
中学受験コース(国・算・理・社) | 18,360円 |
小学6年生コースはさらに値段があがります。
こんな感じで、受講費は学年があがるほど高くなっていきます。
教材は毎月届きます。タブレットの場合は毎月配信されます。各教科ひと月に1枚添削問題がついています。
関連:Z会小学生コースはハイレベルにすべき!スタンダードと難しさの違い
RISU算数の特徴と受講料
RISU算数は学年による受講料の差はありません。毎月の教材というものもありません。
契約は1年契約のみで、初回に12か月一括払いで29,760円(ひと月あたり2,480円)の基本料を支払います。
基本料に加えて、ステージをクリアした数によって利用料がかかります。
※以下RISU公式ホームページより引用
1) 月平均クリアステージ数 = RISU算数ご契約開始からクリアーした累計ステージ数 ÷ ご利用月数
2) その月のご利用料金=1)の月平均クリアステージ数に応じた以下の金額
1.0未満:0円
1.0以上~1.3未満:980円
1.3以上~1.5未満:1,480円
1.5以上~1.7未満:1,980円
1.7以上~2.0未満:2,980円
2.0以上~2.2未満:3,980円
2.2以上~2.5未満:5,480円
2.5以上~3.0未満:6,980円
3.0以上:8,980円
RISU算数をすべて解き終わると受験基礎コースに進みます。受験基礎コースの問題を解き始めた月から、基本料+利用料+コース料(1,980円)がかかります。
関連:【騙された!にならないために】RISU算数の料金システムを超わかりやすく徹底解説!
添削問題はありませんが、定期的に東大などの学生から応援メッセージやサポート動画が届きます。
算数嫌いの娘が夢中に?RISU算数の特徴と問題点で実際に体験した内容を詳しく書いています。
Z会とRISU算数の利点と欠点
Z会もRISU算数も、難関校をめざすだけの力がつきますが、システムはまったく異なります。
教材 | 教科 | 学習内容 | 添削 | |
Z会 |
|
国算理社・英・作文
(学年による) |
|
すべての教科にある |
RISU算数 | タブレットのみ | 算数のみ |
|
|
以上の特徴について、長女の体験談から利点・欠点をお伝えします。
紙教材かタブレットか
普段デジタル機器でゲームや動画をみる子供にとって、紙の教材=勉強、タブレット=ゲームという回路ができているようです。
また、学校の宿題でプリントやドリルといった紙教材をした後に、さらに紙の教材を持ってきて開くという気力がないようです。
しかし、読書好きの長女にとって、紙教材をペラペラ眺めながら国語の文章だけを読んでいることもあるので、紙教材も悪くない。
利点 | 欠点 | |
紙教材 |
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タブレット |
|
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Z会でも3年生からタブレットコースがあるのですが、専用タブレットではなく、iPadを購入しなければいけません。
(我が家には古いiPadしかないので、タブレットコース非対応・・・)
その点、RISU算数はタブレット込みの基本料金なので、すぐに始められます。
複数教科か1教科のみか
RISU算数は算数のみなので、教科を選択することはできません。
Z会は1教科から受講できるのですが、4教科(3、4年生)や5教科(5、6年生)セットで受講する方が断然お得なんですね。でも、すべての教科をこなすのは大変です。
もちろん、こなせるなら全部の教科に取り組んだ方が断然よいです。
~複数教科をこなせない場合~
- Z会なら、1教科だけにして様子をみる
- RISU算数なら、算数だけなので集中してやればいい
という選択肢になります。
ただし、Z会タブレットコースは1教科のみの選択はできません。
算数は小学校のうちに苦手意識をもってしまうとあとで得意になることは難しいので、早いうちに身につけておきたいですね。
教材が毎日届くか期限なしか
Z会は、多くの通信教育と同じように、毎月教材が届きます。
添削問題もあるので、教材の配布と添削の期限がよい学習ペースになります。
一方、RISU算数は無期限。
すごろくのように1つの単元がおわったら次の単元へと進む仕組みです。
期限がないのでできる子はどんどん進むことができます。
利点 | 欠点 | |
毎月教材が届く | 学習ペースがつかみやすい | 教材がたまってくるとやる気がなくなってしまう |
無期限 | 自分のペースでどんどん先取りできる | やる気がないと全然進まない |
どちらも利点、欠点があるので、子供の性格で選ぶとよいでしょう。
ちなみに我が家では、長女は大事なことを後回しにする性格。当然教材はたまりがちになりましたが、なんとか添削問題だけは出して、教材はやっていなくても次の月の教材に取り組むという感じで続けていました。
RISU算数は、やる気があるときに一気に進み、やる気がでないときは1週間以上放置。
どちらがいいかわかりませんね。
~まとめ~子供の性格や伸ばしたい力で使い分けよう
Z会もRISU算数も、とてもよい教材です。
どちらか迷う方は以下を参考にしてください。
~Z会をおすすめする人~
- 難関中学を受験する予定
- 全教科を総合的にレベルアップしたい
- 宿題が少なくて学校の勉強だけでは物足りない
~RISU算数をおすすめする人~
- 算数に苦手意識をもっている
- 算数をどんどん先取りしておきたい
- 時間がないので算数だけでもリードしておきたい
併用するという方法もありです。
RISU算数は解約後もタブレットを返却する必要がなく、復習に使えます。
子供の好き嫌いもあるので、実際に試してみてから検討しましょう。