【算数の文章題を得意にする方法】計算が遅くても関係なし!3つの力を鍛えよう

 
すうこ
うちの子、計算は早いけど、文章題は苦手なの
 
さんさん
文章題が苦手な子は早めに対策しておきましょう
 
すうこ
どうしたらいいの?
 
さんさん
まずは、文章題とは何か、考えてみましょう

文章題とは、以下のようなものがありますね。

みかんが17個あります。友達が3人いたので、自分も合わせて全員にみかんを配ると、みかんは何個あまりますか?

これは、少しひねくれていますが、余りのでる割り算の問題になります。

この問題ができない子には以下のような特徴があります。

  • 問題の意味がよくわからない。
  • 問題はわかって、答えはなんとなくわかるけど、式が作れない。
  • 式はできたけど、自分を合わせるのを忘れた。

文章題を解くためには、3つの行程が必要です。

  1.  問題を読んで理解する
  2. 式を立てる
  3.  計算する

計算だけできても、文章をしっかり理解していないと、文章題が解けないというわけです。

この記事では、文章題が得意になる方法をお伝えしましょう。

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計算は遅いけど文章題が得意な長女

私の長女の話をお伝えします。

長女は計算が苦手で、1年生のときは本当に苦労しました。

時間内に50問解く、というのも、一番最後くらいでした・・・

しかし、文章題は大好きで、必ず正解でした。

なぜ長女がこうなったのか、私の経験からお伝えします。

計算が遅いことをマイナスにとらえなかった

計算が遅いので、早くするために、公文のように計算プリントをたくさんさせようと試みたことがあります。

しかし、「早く解く」ことが苦痛だったようで、あまり進んで取り組みませんでした。

長女としては、計算が早くなりたい、という気持ちがあったようですが、私が気づいたのは、「計算は遅くても、必ず答えが合っている」点。

長女は、計算で答えを導いても、もう一度合っているか確認して間違えないように慎重に問題を解いていました。

焦らせると間違えるので、長女の気質を尊重して、それ以上「早く計算する」ことを求めないようにしました。

そのことが、長女に自信をもたらしたようです。

小さいころから読み聞かせをしていた

絵本の読み聞かせは必ず毎日していました。

ママの読み聞かせと、パパの読み聞かせのときには、意識せずとも読み聞かせの方法が違っていたようです。

ママ(私)は、物語を絵本のとおりに進めていく読み方。

パパの場合は、絵本のストーリーは無視して、絵本の世界で遊ぶ読み方。

二通りの読み方があるのがよかったのか、長女は想像力豊かで、今でも本が大好きです

文章題を読むことが純粋に楽しいようです。

参考:【読書で算数が得意になる?】おすすめは推理小説!読書習慣のつけ方と読むべき本を紹介!

外遊びを一日中していた

長女が小学生に入るまでは、雨が降っていなければ必ず外で遊んでいました。

幼稚園のお迎えのあとも、暗くなるまでお友達と遊んでいました。

大変でしたが、今となってはよかったと思っています。

外遊びには、子供が賢くなるために必要なことが全部つまっています。

特にお友達と遊ぶことで、ルール決めやケンカなど、さまざまなトラブルが起こります。

そこで日常の問題を解決する能力が育まれ、文章題を解くための「考える力」が身についたのだと感じています。

参考:【注意!】外遊びだけでは算数が得意にならない理由

文章題に必要な3つの力

文章題を得意にするには、以下の3つのポイントに注目しましょう。

  1. 語彙力・読解
  2. 文章からイメージする
  3. 数式で表す力

詳しく解説していきます。

読解力が足りない

読解力が足りないのは、

  • 語彙力が足りない
  • 文章の構造が理解できない

の2種類があると考えられます。

語彙力が足りないと、当然ですが、文章を理解するのが難しくなります。

さらに、わからない言葉がででくると読むこと自体が嫌になり、自分がわかる部分だけで判断して間違った計算式を作ることがあります。

 
さんさん
「合わせて」「全部で」の言葉があると自動的に「たし算」と判断しちゃう子は、間違えやすい!

また、文章の構造が理解できないと、主語・述語の関係が理解できず、問われていることがわからなくなります。

語彙力・読解力を伸ばすには

  • 親子でたくさん会話すること
  • 絵本など読み聞かせをすること

普段の生活で意識しましょう。

参考:【読書で算数が得意になる?】おすすめは推理小説!読書習慣のつけ方と読むべき本を紹介!

文章からイメージできない

文章を読んでイメージができないと、長い文章題で混乱してしまい、正しく理解できなくなります。

たとえば、

Aさんのクラスは全員で35人です。男子が女子より3人多いです。男子と女子はそれぞれ何人ですか?

イメージができると、頭の中で簡単に計算できる子もいれば、図に表すなどして考えることもできます。

イメージする力を伸ばすには

  • 「こうしたらどうなるかな?」の体験をたくさんする
  • 文章をあらわす絵や図を書いてみる
 
さんさん
親も一緒に取り組んでみましょう。

文章がわかっても数式で表せない

文章題を解くには、文章から数式へ変換することが必要です。

たし算、ひき算、かけ算、わり算の本当の意味がわかっていないのかもしれません。

計算問題だけなら、すでにあるものを解くだけでいいのですが、自分で計算式をつくるのは以外と難しい作業です。

学校で学ぶことを理解していればできることですが、たし算などの意味を理解せずに、ただ計算を解くことだけに注目している子は複雑な問題に対応できません。

数式で表す力をつけるには

  • 日常生活(料理など)で算数の感覚を身につける
  • 算数が必要なおもちゃ(ボードゲームなど)で遊ぶ

算数は日常で使われていることを子供と一緒に発見してみましょう。

参考:【おもちゃの選び方で将来が変わる?】算数に強くなる知育玩具とおすすめしないおもちゃ

文章題は算数力の本質!

RISU算数では、文章題がよく出題されます。

実は、文章題こそが算数力の本質。

  • 現状を把握する
  • 方法を考える
  • 解決する

社会で活躍するために必要な能力です。

RISU算数で本物の算数力を身につけましょう。

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参考文献:理系が得意な子の育て方

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