この記事では、子供の習い事について親が考えておいてほしいこと、今話題の教育虐待を防ぐために大切なことをお伝えします。
子供の習い事に興味を持つ親は多いですね。
できれば子供にはいろんなことができるようになってほしいと思います。
子供が習い事を始める理由は以下のものがあります。
- 子供がやりたいといったものをやらせたい
- 子供の好きなことを伸ばしたい
- 親がやりたくてできなかったことをやってほしい
- 親が苦労したので子供には苦手をなくしてほしい
習い事に対する思いは人それぞれで、正解はありません。
しかし、「子供の将来のために」というのがいきすぎて教育虐待といわれる状態になっていませんか?
本当に子供のためを思うなら、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。
この記事では
- 習い事の適正量
- 習い事の目的
- 教育虐待にならないために大切なこと
についてお伝えしています。
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習い事は週に何回が適切か
私の小3長女の習い事は現在以下のとおり
- バレエ(週一回)
- お習字(週一回)
- 英語(オンライン週一回)
- Z会
私の娘はお友達と外遊びをしたいので、これが限界かなと思っています。
娘自身も、他にピアノやスイミングに興味があるものの、これ以上は忙しくなるからいい、と自分で言っています。
しかし、近所の子の中には、週に5日も習い事に通っていたり、さらに週末は土日ともにスポーツクラブに通っている子もいます。
習い事の適切な量は、子供によって異なります。週に5日習い事をいれても大丈夫な子と、1日でいっぱいいっぱいの子もいます。
習い事を入れすぎてないかを確認するには、子供の日々の様子を以下の項目にそってみてみましょう。
- 自分で時間が管理できているか
- ぼーっとする時間があるか
- 家族の時間があるか
- 暴力的になったり無気力になったりしていないか
習い事を入れすぎると、親に言われるまま、時間に追われた生活をすることになります。
幼稚園からの延長で習い事を続けていることもありますが、小学生になると学校や宿題で思った以上に疲れがたまっていることも。
子供の気持ちや体の状態を無視して習い事を詰め込みすぎると、教育虐待と呼ばれる状態になるかもしれません。
子供の様子をみながら習い事を選択したいですね。
何のために習い事をするのか
「バレエをやってるからバレリーナになるかも!」
「スイミングに通ってるからオリンピック選手になるかも!」
というように、期待を膨らませてしまいませんか?
もちろん、そうやって夢をみるのはいいですが、習い事の本来の目的を考えてみましょう。
私が娘に習い事をさせたいと思った理由
- バレリーナのように美しくなってほしい
- 姿勢がよくなってほしい
- 礼儀正しくなってほしい
この中で特に重視したのが、「礼儀」。
バレエを習っている子供たちはとても礼儀正しく、明るくハキハキしていました。
それもそのはず、バレエを習う子供は、技術よりもまず礼儀を学ぶのです。
レッスン中はとても厳しく、少しさぼろうものなら足をペチンっと叩かれます。(今となったら虐待?)
しかし、レッスンが終われば和気あいあい。子供たちはどうやったら筋肉がつくのか、もっと足があがるのか、と向上心がありました。
習い事の目的はプロになることではない
バレエを例にあげましたが、他の習い事も同様です。
習い事の目的は
- 礼儀を学ぶこと
- 技術を学ぶ過程で向上心が身に付くこと
- できた!という体験が自己肯定感に結びつくこと
バレリーナになることが目標ではありません。
習い事によって身に付く力が、将来の役に立ちます。
習い事で受験に強くなる
中学受験や難関校合格をめざす方にとっては、塾に通わせることが近道だと思うかもしれません。
塾もたしかに効果がありますが、大切なのは「仲間とともに目標に向かって失敗や成功を経験すること」。
スポーツでも音楽でも、仲間とともに行う習い事は、受験に打ち勝つ体力・精神力を鍛えてくれます。
実際に、バレエを長く続けている子は、医学部所属で趣味で通っている子、大企業で働きながら趣味で通っている子など、優秀な子が多かったです。
教育虐待になってない?
「教育虐待」という言葉が知られるようになりましたが、一体どういうことなのでしょうか?
教育虐待は、過熱する中学受験が問題視されて注目されてきました。
このように書くと「ひどい!」と思いますが、親としては子供のためだと思っているので虐待とは思っていないのです。
習い事についても同様で、親が子供の意見を聞かずに問答無用で習い事に通わせるのは、教育虐待につながる可能性があります。
教育虐待によくある言動
あなたのためを思ってるんだから
こんなにお金をかけてきたのに
みんなができるからあなたもできる
上記の言動にあてはまるのは、子供主体ではないということです。
また、教育虐待になりがちな人には、
- 親自身がかなり頑張って達成したことがある
- 親自身がやりたくてもできなかったことがある
という特徴が挙げられます。
親の経験を子供にあてはめてはいけません。子供は親とは全く違う人格をもっていて、性質も様々です。
私の三人の子供たちも、みんな性格が違います。
小さいうちはどうしても親主体になってしまいますが、子供自身がやりたいといったときには、意思を尊重したいですね。
習い事をやめたいといったら?
習い事に行きたくなくなるときは当然あります。大人だって、仕事に行きたくないときはありますよね。
その理由は様々。
- 今遊びたいから
- めんどうだから
- がんばっても上達しないから
- お友達とうまくいかないから
- 先生に怒られるのが嫌だから
「遊びたいのは理由にならない!つべこべ言わずに行きなさい!」と言いたくなりますが、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
私がたくさんの習い事を一気にやめた理由
私の子供のころの体験談をお伝えします。
私が小学生のころに習っていたものは
- 習字
- そろばん
- ピアノ
- 英会話
- スイミング
今考えると、よくこんなに習い事してたな、と思いますが、当時は何も考えずに通っていました。
中学生に上がる時になり、習い事をすべてやめたくなりました。
そして、母にもそう伝えました。
すると母は、「まさか、テレビをみたいからやめたいっていうんじゃないでしょうね?」
と言いました。私はとてもその言葉が心に残っています。
たしかに、いままでテレビを観る時間がなかったし、中学生になって海外ドラマにはまっていたので。
結局、母はすべての習い事をやめさせてくれました。
しかし、私がなぜ習い事をやめたいんのかを私の口からきくことはありませんでした。今では、「何か一つでも、もう少し続けたらよかったな」という思いも残っています。
大切なのは、子供が習い事をやめたいと思ったときは、必ずやめたい理由をきいてあげてほしい、ということです。
習い事のやめどきは?
子供が習い事をやめたい、といったときは、まずはしっかり子供の気持ちをきき、どうしたいのかの判断は子供にまかせるべきです。
「練習する時間がないほど忙しい」「ちょっとやってはやめてを繰り返す」では習い事の効果が半減どころかお金の無駄になりそうです。
特に、小学生にあがるときに、習い事の整理をした方がいいでしょう。
以下の場合は習い事を一つはやめるべき
- 睡眠時間を確保できていない
- 習い事や学校の宿題ができていない
習い事をやめるときに子供と話し合うポイントは一番やりたいことを決めること。
できていない場合は叱るのではなく、落ち着いて話し合うようにしましょう。
教育虐待に気を付けよう
今回述べたことは、プロになるためのものではなく、単なる習い事の話。
親は子供の将来のためを思って、習い事を選択し、子供に多くのことを吸収してもらいたいと望みます。
習い事はお金がかかるものですが、子供にお金をかけたからといって賢い子に成長するとは限りません。
「これまでこんなにお金をかけたのに」という気持ちにもなりますが、途中でやめても、それまで蓄積してきた経験は身についています。
親と子供は別人格。子供に過度の期待は禁物です。子供の力を最大限に活かせられるように、毎日笑顔で過ごせるようなサポートをしましょう。
家庭での通信教育なら、親子の時間と子供の自由時間を作りやすくなります。
選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
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